疲れているときに運転すると捕まります!そこまで言うか・・細かすぎる?「道路交通法」

ダメなことは法律でしっかり決まっていた?

世の中には言われなくてもやりますよっていう「当たり前のこと」ってありますよね。


例えば冬になって寒くなったら暖かい服を着る。
ご飯を食べたら歯をみがく。


もし、こんなことが法律で決まっていたらどう思いますか?


冬季(10月から3月のことをいう)は保温性が確保された長袖の上着を着用しなければならない


虫歯を予防するために食後1時間以内に歯を磨かなければならない


なんて感じに。


言われなくてもやりますよ、だって寒いじゃん。


虫歯もそうだけど口が気持ち悪いじゃん。当たり前のことです。


でも法律で決まっていたらそれをやらないとダメってことですよね。


冬だけど今日は珍しく温かいから上着を脱ごう!


昼休みが取れなくて歯磨きできなかった・・


これ、罰せられるかもしれません。


現実にこんなおかしな法律があったら困りますよね。


でも運転免許の世界には「当たり前だろ」と思っていてもやらないと罰せられることが意外とあるのです。


今回は当たり前だとと思うが法律で決まっている交通ルール(法律)を4つ紹介します。


ちなみに法律の文章そのままではありませんので、誤解のないようにお願いいたします。

調子が悪いときは運転をしてはならない 道路交通法第66条

安全のため、体調が悪いときは運転をしてはいけないという法律です。

もちろんある程度元気じゃなければ運転なんてできません。骨折していたらペダルを踏めないしハンドルも回せませんもんね。当たり前のことです。

他には風邪などひいていて頭がボーっとしていれば注意力や判断力が衰えるので安全運転できないかもしれません。

体調というのはいろいろなことが原因となって変化するものです。

悩み事があって頭から離れないとか仕事し過ぎで寝ていませんという場合も体調は悪くなるかもしれません。

この法律では病気・薬物の影響などのほか、過労もダメですよと言っています。

体調が良い・悪いの基準ははっきりしませんが、正常な運転ができない恐れがある状態で運転してはダメなのです。

車から離れるときは盗まれないようにしなければならない 道路交通法第71条


そりゃ盗まれたら困ります。だから戸締りをしてキーを持っていきます。

車って基本的に高いじゃないですか。当たり前のことです。


たまにコンビニなどでエンジンかけっぱなしで誰も乗っていない車を見かけますが、あれもしかすると違反かもしれません。

この法律では車から離れるときにしなければならないことがいくつか決められています。


一つは車が勝手に動かないようにすること。

誰も乗っていない車が勝手に走り始めたら困りますよね。でもドライブのままにして運転席から降りてしまえば簡単にそうなります。

急な坂道に駐車したとき、勾配によってじわじわ動き出すことがあるかもしれません。

だからパーキングにいれてブレーキをかけるわけです。

よく宅配の車なんて駐車の度に輪留めをしていますね。あれを一般の車がやるのは大変かもしれませんが、車が動かないようにする措置をしっかりやっているのです。


そしてもうひとつが車が他人に無断で運転されないようにすること。

誰かが勝手に乗り込んで動かせる状態にしたまま車から離れるのはダメということですね。車が盗まれるだけでも困りますが、事故を起こされたり犯罪に使われたらもっと困ります。

困るのは本人だけでなく世の中もこまるということでしょうか。

運転者には盗まれないように管理する責任があるということですね。

暗くなったらライトをつける 道路交通法第52条


そりゃ夜はライトはつけます。見えないですもの。

つけないで運転できる人は誰もいません。

ただ消して走行することも現実的にできないわけではありません。だからこのような法律があるのでしょうか。

ライトをつけないと前が見えないのはそうですが、他の車から見えないことも問題になりそうですよね。

ライトが故障したとき、近くのコンビニに行くだけだから、つけないでもいいやというのはダメなのです。


ただ、夕方何時になったらライト点灯!とは決まっていないようです。

ライトをつけるのは夜間。

夜間とは日没時から日の出時までをいうので、季節によって変わります。

またライトの点灯もスモールランプだけとかヘッドライトも点灯させるとか段階があるので、そのあたりは運転者が決めるということでしょう。

ただ夕方の点灯は早いほうがいいですよね。

交差点を通るときは安全に 道路交通法第36条


いつも交差点を通るときは気を付けて運転していますよね。

別に交差点だけじゃなく他の道路も気を付けて運転しています。

気を付けなくていい道路があったら教えてもらいたいですよね。

でもわざわざ法律に「交差点は」と記されているのは、この場所がかなり危険な場所であると考えられているからです。なんといっても全く違う方向からの交通が交差するわけです。

それも自動車だけでなく学生さんの自転車や杖をついたおじいちゃんも通行します。まあ、何が起きても不思議ではない場所なのです。

たしか教習所でも交差点を通るときはいろいろ確認をしましたね。左折するときはバイクを巻き込まないようにとか、右折する先の横断歩道を渡る人がいないか確認しなさいなどです。

実はあれ、本当に大切なこと。

交差点は「安全な速度と方法で通行」するためにいろいろ気を付けなければならないし、気を付けなくて事故を起こせば、違反になるのです。

ちょっと大げさかもしれませんが・・

いかがでしたでしょうか。ちょっと大げさに解釈したところもありますが、当たり前なことばかりでしたよね。


当たり前と思っていても意外とやっていないものもあるかもしれませんね。

「この車もうボロボロだからだれも盗まないよ」とか「自分が困るだけだからいいじゃん」と思うこともあるかもしれませんが、それはダメ。

法律で決まっているのです。


運転免許を取得して車を買って保険に入ってと、車を運転するまでになかなか手間も時間もかかりますよね。

だから自分が好き勝手に使っていいように思ってしまうものです。


でも車を運転するということはもともと禁止されている行為を許可をもらって行うこと。

意外と自由ではないのです。


うっかりも含めて、当たり前のことを忘れないようにしたいですね。

コメント