「マイナ運転免許証」にしてはいけない人とは?

こんにちは、マウスです。

2025年3月から運用開始される「マイナ運転免許証」。

マイナンバーカードに運転免許情報を加えることによって、運転免許証が不要になるというもの。

氏名や住所といった情報が一体化されるため、自治体と警察署・免許センターで別々に行っていた記載事項変更が簡単になるというメリットがあります。

「マイナ運転免許証」についてはこちらの記事をご覧ください。

マイナ運転免許証10の特徴

「マイナ運転免許証」実際の使い具合

「マイナ運転免許証」にはいろいろな特徴がありますが、日常的に使う側にとって最大の変化はひとつ。それは・・

運転免許をサッと見ることができなくなる

です。

運転免許に関する情報はマイナンバーカード内のICチップに入っているので、それを見るためには専用端末かスマホが必要となります。

現行免許でも本籍などの情報はICに入っています。そのため、

①免許証をカードリーダーに差し込む ②暗証番号を打ち込む

という手順が必要です。(スマホアプリでも同じ)

運転免許をサッと見るには、ちょっと面倒ですね

「マイナ運転免許証」は氏名や住所、免許の種類などじっくり確認したい場合は良いです。

間違いのない確実な情報をとることができますからね・・・。

ですが、「運転免許証を今日持っているか」を確認するのには絶対に不向きです!

「運転免許もっていますか~」の確認は意外と行われている

この記事をご覧になってくださる方の中には、物流関係、運転関係の方も多いと思います。

日頃の業務の中で運転免許を提出する機会は多いでしょう。例えば点呼。

体調、睡眠、アルコールのほかに運転免許証を携帯していることを確認すると思います。これは「運転免許証もっていますか~」の確認ですね。

運転するにあたって免許証の携帯は義務ですし、免停になっていたら免許証を警察署などに預けているのが現状。そのため、あのカード自体を「今日持っているかどうか」が大事です。(もちろん有効なもの)

荷卸し先でも運転免許の確認がある場合があります。たとえば〇〇さん(国名入り)など、輸出関係でしょうか。荷物を運んできたドライバーさんの免許を確認してどのような意味があるのかわかりませんが、これも「免許持っています」の確認です。

他にも、ある運転者教育機関では、毎回運転免許証の確認がありました。これは有効な運転免許証を所持していないと教育の実績が得られないから・・ということです。

このような場面でマイナンバーカードを出して「運転免許情報はこの中に入っています」なんてやっていたら効率悪すぎますよね。

サッと運転免許証を出して「持ってるよ!」で確認を済ませたいのです。

「マイナ運転免許証」にしてはダメな人

運転免許証を提出するのには目的があります。

① 携帯電話の契約などの本人確認。

② 運転免許手続きなど正確な情報把握。

③ 自動車などの運行に不備がないかの確認(点呼など)。

①②は割とじっくりやってもらう必要がありますね。間違って契約されたり登録されたら困ります。ですが③はサッと済ませたいですね。

このように「運転免許証の提出・確認」にはいろいろあります。

③のようにサッと済ませたい提出・確認の多い方は「マイナ運転免許証」にしないほうがよさそうです。