中型8t限定免許「限定解除」「方法とメリット・デメリットを解説」

皆さんの運転免許に「中型車は中型車8tに限る」と書いてありますか?
この「8t限定」を解除するとどうなるのかについて紹介します。

この記事でわかること

  • 中型8t限定解除の方法
  • 中型8t限定解除の効果
  • 中型8t限定解除のデメリット


今よりもうちょっと大きな車を運転できる免許が欲しいな・・と考えている方。

行動する前に絶対知っておいてもらいたい情報を紹介しています。

中型8t限定を解除すると「大きなトラック」「マイクロバス」を運転できる

中型8t限定を解除するとどうなるのかを説明します。

中型8t限定免許とは


中型8t限定免許とは、ふたつ前の普通免許のこと。

2007年に道路交通法の改正によって新しく中型免許ができ、元の普通免許の名前が変わったものです。

名前が変わっても運転できる自動車は変わりませんので、これまでどおり車両総重量8000㌔までの自動車、通称4トントラックを運転することができます。


あなたがこの8t限定を解除すると、限定のない「中型免許」になります。

車両総重量8000㌔までという限定がなくなるので、それより大きな自動車を運転できるようになります。

もちろん中型免許の範囲で!です。

具体的にどのような自動車なのか見てみましょう。

中型8t限定を解除すると運転できるトラック

トラックでは通称5トン車とか8トン車などと言われる車。

大きさは4トントラックとそれほど変わらないのですが、冷凍設備やクレーンなどが装備され重量が増したり、大きくなった車を運転できるようになります。

ぱっと見はわかりにくいのですが、「なんだかゴツイ4トン車だな!」って思うトラックあるじゃないですか。

大型ではなさそうだがが、荷台や足回りがガッチリしていて、よく見るとナンバープレートが4点止めの大きなサイズ。

こんな感じのトラックが、8t限定ナシの中型免許で運転できるトラックです。

最近は用途に合わせていろいろなトラックが登場しています。

大型トラックまで運転する必要はないがもうちょっと仕事の幅を広げたいな!という方にお勧めです。

中型8t限定を解除すると運転できるバス

バス系では8t限定解除して中型免許にすると、運転できる車がかなり変わります。

中型8t限定免許で運転できる自動車の乗車定員は10人以下となっていますが、限定解除して中型免許にするとなんと29人以下!まで増えます。

こうなるとなかなかの大きさのバスまで運転できますね。

特に使えそうなのがマイクロバス。

こんな大きなバスを運転することができれば、お子さんが通う学校の部活や町内行事などで役立てることができますね。

なお、旅客輸送をしてお金をもらうには二種免許が必要ですので、ご承知ください。

中型8t限定を解除すると運転できるワゴン車

マイクロバスとはいかなくてもハイエースなどのワゴン車でも運転できる車が増えます。

車自体の大きさはそれほど変わらないのですが、補助席がついていて11人乗りとか15人乗りになっている車は、実際に人を乗せなくても車検証の乗車定員が10人以上であれば中型8t限定免許で運転することはできません。

病院の送迎や介護業界では役に立ちそうですね。


このように8t限定を解除すると運転できる自動車の幅が大きく変わるのです。

中型8t限定の解除方法

限定解除の方法は大きく分けて二つ。

①運転免許センターで限定解除の試験を受ける

②自動車教習所で教習と試験を受け、その後免許センターに行き限定解除手続きを行う


今回は多くの方が利用する自動車教習所の方法を紹介します。


自動車教習所で中型8t限定解除するのを審査といいます(免許センターでもそうです)。

AT限定でない中型8t限定免許を持っている方は通常5時限の教習を受けたあと、試験となります。

使用する車はなかなかの大きさのトラック。

長さ7m以上8m以下、幅2.25m以上2.5m以下と決められています。

ですが、教習・試験ともにすべて場内コースで行うので、安心してください。

そして仮免許もありませんので、試験は1回です。


試験に合格すると技能審査合格証明書がもらえますので、これを持って免許センターに行き手続きすれば限定解除は完了です。


ひとつ注意していただきたいのは限定解除しても免許証は変わらないこと。

裏側に日付や限定解除内容が書かれるだけです。

ということは有効期限も伸びません。

例えば7月に免許更新する方が5月に限定解除しても有効期限は変わらないので、また7月になったら更新手続きをしなければなりません。

忘れると免許失効になるので注意してください。


費用は教習料金が10万円くらい。

他に免許センターでの手数料がかかります。

中型8t限定解除のデメリット

中型8t限定を解除するデメリットも見てみましょう。

嫌なことというか、大変になることは二つあります。

1 限定解除の教習がかなり大変


限定解除の最短教習時限は5時限。

これが少ないのはうれしいのですが、人によっては全然時間が足りなくなることがあります。

というのもこの中型8t限定解除の試験、やることがすごくたくさんあるのです。

主な課題を紹介すると、路端への停車及び発進、S字・クランク、隘路、方向変換など。

大型免許や中型免許をイチからとる場合よりも多いです。

隘路攻略の方法はこちら

路端停車の攻略方法はこちら


これをすべて5時限で終わらせるのでとても忙しい。

おそらく1時限目はいきなりトラックに乗って基本操作とカーブや交差点を曲がるコツを覚える。

そして後半で路端停車というような早いペースで教習が進むでしょう。

各課題は2回づつくらいやって、5時限目くらいにまとめて走るのでしょう。

そんな忙しい教習なので、全くのトラック初心者はむずかしいかもしれません。

しかも中型免許にはAT限定がありませんので、マニュアル操作になります。

ちょっとでもいいから4トン車、いや2トン車を運転したことあるなんて場合は良いと思いますが、免許を取ってからAT車しか運転していない!なんて方には厳しいかも。

1時限目から教習が進まず追加教習になるかもしれません。

ですが、慣れれば操作上達はすぐ。トラックは運転しやすい乗り物なのです。

もともと5時限という設定が短いんだと思って、少しぐらい多く教習を受けるくらいの気持ちでいきましょう。

課題のやり方など細かいルールがありますので、それは1時限ごと忘れないようにすることが大切です。

2 視力試験が難しくなる

これまで片眼0.3以上、両眼0.7以上だったものが、それぞれ0.5以上0.8以上と合格基準が厳しくなります。

さらに深視力試験もやらなければなりません。

深視力は三本の棒を使った奥行き知覚の検査。

初めての方は絶対に戸惑いますし、やったことがあっても苦手だという方は多いです。


そしてこの視力基準をずっと保たなければなりません。

免許更新で絶対にやるからです。

ちなみにこの視力基準が通らなくなった場合、そのまま免許を更新することはできません。

そのとき中型免許を部分返納することができます。

ですが、新しく交付される免許は現行の普通免許になり小さなトラックしか運転することができなくなります。

中型8t限定に戻すことはできませんのでご承知ください。

限定解除後に頑張ることが待っています!

中型8t限定解除の審査に合格。

そして免許センターで条件を解除してもらう。

実はこの先に「頑張ることが待っています」!

それは「適性試験に合格しないと全てがゼロになる」です。

次回の更新のとき、視力などの試験に合格できないとダメなのです。

見事限定解除に成功。

でもその後の免許更新で「適性試験に不合格」ということはあります。

その多くは「深視力試験(検査)に合格できなかった」ということが原因です。

深視力検査の画面。真ん中の棒が動いているのがわかりますか?

皆さんが「審査合格証明書」を持って免許センターに行くと、深視力検査もやるでしょう。

そのとき検査員はあれこれ優しく教えてくれるはずです。

それは、この時の検査は「試験ではない」からです。

検査と試験は違います。

限定解除後、免許センターで行う深視力検査は「検査」。

もしここでできなくても「限定解除」は行うことができます。

眼鏡等だった人がレーシック手術をしてよく見えるようになったので解除します!と同じようなものです。

ですが免許更新は違います。

免許更新では、適性試験に合格しなければなりません。

試験は、法律に決められた通りのやり方で基準を満たしているかどうかの確認をすることです。

そのため、「全くヒントの無い状態」で深視力試験を受けることになるのです。

深視力検査を何とかクリアした・・!というような方は注意が必要。

以前は優しかった検査員が、人が変わったように淡々と試験を進めることも。

そのようになっても、しっかり深視力試験を合格できる実力が必要なのです。

あなたは「棒が動くイメージ」を持っていますか?

棒がどのような速さで動いているか

どのくらいの距離を移動しているか

どのように折り返しをしているか

自分の頭の中でこれらをイメージできないと、せっかく頑張った運転の試験がすべて無駄になってしまうのです。

「棒の動きのイメージ」って何?深視力検査が不安という方へ

世の中には深視力検査が苦手という方が大勢います。

といってもお金を払って眼鏡屋さんに行くくらいしか対策が無いのが現状です。

そこで「自分で深視力検査の練習ができる方法」を考えました。

私はマウスは運転者教育に15年以上携わってきました。何度も深視力検査の現場に立ち会い、多くの困っている方を見てきました。

その経験から深視力検査を苦手とする方の共通点がわかってきました。

それは「棒が動くイメージ」を持ち合わせていないこと。

目が良くても「できない」人はまさにこのパターンが当てはまるでしょう。

この記事では「棒が動くイメージ」とは何か、その解決法を紹介しています。

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