トラック適性診断「初任・適齢」適性検査のコツは予習?

ドライバーさんが定期的に受ける「適性診断」。

この結果が悪いと嫌な思いしますよね。

今回は「適性診断」でそこそこの結果を出す方法を紹介します。

上手くいかない理由があった

「そこそこの結果を出す」というのは?

グラフをすべて満点にするということではなく、本当はもうちょっとできているのに評価が低くなってしまっているところを無くすものです。


私はこれまでに何回も適性診断を受けてきました。受診者としても実施者としてもです。

何回も検査をやると段々良い結果が出てきます。いわゆる慣れってやつでしょうか。ですが、あるところまでくるとそれ以上上がらなくなります。同じ人間が何度も繰り返し検査を受けてもあまり変わらない結果が出るというのは、この検査がかなり信頼できるものということだと思います。

会場で他の受診者をみるとかなり手こずっている様子ですね


初めてだったり数年ぶりという方が多いので、やり方を覚えるだけでも大変ですね。

検査のやり方をよくわかっていないまま始めると、良い結果は期待できません。

適性診断でそこそこの結果を出すのに必要なことはあらかじめ検査方法をよく理解しておくことです。


やり方がわかっていれば検査に手こずることはありません。

検査がはじまってしばらくしてから「そういうことか~」ってわかっても手遅れですからね。

検査の前に説明があり、その後練習もできますよね?


実際の適性診断では検査の前に説明があり、その後練習もできます。(検査によってそのまま行うものもあります。)

また練習は繰り返し行うことができますので、やり方がわかるまで続けることもできます。

練習ではある程度正しい回答をしないと次の検査に進むことができないようになっています。

それなら「やり方がわからないまま検査開始」はないのでは?

練習はほぼ同じパターンが出るのでコツをつかむところまではいきません。また適当にボタンを押しているとクリアできてしまうことが多いです。

皆さん早く帰りたいようで、納得できるまで練習する方は少ないです。

なので「あまりよくわからないけれどやってみるか!」という感じで検査に進むことがほとんどです。

どんなに素晴らしい能力を持っている方でも検査方法がよくわかっていなければ良い結果が出るはずはありません。
できないことをできるようにするのはムリですが、本当はもうちょっとできるのにやり方がわからなくて実力が出せていない方を助けることはできそうです。

事前にやり方を知っておくことが大事なのですね!

適性診断の結果に影響を与える3つの検査のやり方を紹介

適性診断でそこそこの結果を出すために検査のやり方とコツを紹介します。

種類はいくつかありますが、大事な3つの検査を紹介します。

まずは判断・動作のタイミングに関係する検査。

車が一定速度で走ってきます。

途中で見えなくなる部分があります。

車がそこから出てくるのを予想し、見えてくるだろうと思うところでボタンを押します。

速いパターンと遅いパターンがありますが速度は一定です。

いちばん知っておいてもらいたいのは「いくら待っても車はトンネルから出てこない」ということです。

「車が出てきたらボタンを押す」って勘違いしていると結果はボロボロになります。

スピードが速い方がイメージが楽だと思います。

遅いときはじらされている感じがします。

こんなときせっかちにボタンを押してしまいがちですがそこはちょっとガマンして。

次は動作の正確さに関係する検査です。

画面に赤・青・黄の信号のような●がでて、それに応じたボタンを押すものです。

例えば青は〇ボタン、黄は×ボタン、赤はブレーキペダルといった感じです。(実際の検査では異なります)

お察しのとおり素早く反応できるのがよいですが、間違うのはよくありません。

3つ覚えようとすると迷うので、ひとつだけ(青だけ)覚えておくでも良いと思います。

ひとつはペダルで覚えやすいのでそれ以外のものが良いでしょう。

コツは「すぐ分かったときは確実にボタンを押し」「迷ったときは平静を装ってボタンを押す」こと。

メチャメチャ素早く回答するときと「なんだっけ」と迷うときがありすぎるのは良くない・・と考えると良いです。

反応のタイミングがバラバラなのは良くないのですね。

動作の正確さは頑張れば良い結果を出しやすい項目です。

注意の配分に関係する検査です。


左と右に障害物が流れてきます。

それを左右同時に避けるようにマーカーをハンドルで動かします。

障害物には向きがありマーカーをそれに合わせて通さなければなりません。

説明でどちらの方向を通すかしっかり確認しておくことが大事です。

この検査は正直難しいです。

というか、絶対マーカーを通せないところがありミスするようになっています

ミスしたことがわかると急にペースが乱れる方もいますがそれはよくありません。

さっさと諦めて次のマーカー操作に移る気持ちの切り替えが大事です。


以上3つの検査が適性診断の評価に大きくかかわるものです。

他の検査も紹介しておきます

視覚診断


動体視力:眼球運動:周辺視野などですが、これはやり方というより見えるか見えないかなので、下手に力を入れて緊張しないで受けるのが良いと思います。

危険予測

映像と質問を選ぶことができます。

これは絶対に質問を選んだ方が良いです。

映像では実際にハンドルとペダルを使って自動車を運転するのですが、かなり現実と違うように感じます。

もしやるときは、減速は特別早めに、歩行者などとの間隔を思いっきり空け、ペダル操作はゆっくりを心掛けましょう。

問診テスト


よく常識問題なんて言われます。

性格や考え方に対する質問なのですが「このように答えたほうが結果が良い」というのはすぐにわかります。

「誰かがいつも自分の悪口を言っている」なんて質問に「そのとおり」なんて答えたら変な結果になりますよね。

ですが本当に心が辛いときは、良い答えを選択できないときがあります。また正直悩む質問もあります。「あなたがこの仕事について周りの人は喜んでいますか?」なんてもの。「周りってだれ・・親のこと?」「とりあえず就職おめでとうって言っていたけれど本心はわからないな」なんて真面目に考えるときりがありません。

良いと思う回答を選択してください。

別の意見もあります

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初めての方はこのような検査があるんだなとなんとなくイメージしてもらえたでしょうか。

何度目かの方は「こんなのやった気がする」と思いだしたでしょうか。

適性診断でそこそこの結果を出すにはあらかじめ検査方法をよく理解しておくのが大事ですからね。

受診前にまた見ていただき、参考にしてもらえばありがたいです。

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おわりに・・

あらかじめ検査方法を頭の中に入れておくことについて「それはちがうんじゃないの」という考えもあることを紹介しておきます。


「短時間にやり方を理解するのも能力のひとつ」

「同じ説明量でなければ正しい結果が出ない」

それはそうですね。

ですが私はまた違うように考えていまして「本来持っている力を発揮できない」のは良くないなと思っています。

適性診断はある程度力を発揮できるようになってもそれ以上結果はよくなりませんし、それよりも別の理由で評価が低くなって嫌な思いをしている人が減る方が良いと思うのです。

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