多くの方が頭を悩ます運転免許更新前の「認知機能検査」。そのイラスト問題の攻略法の一つを紹介します。
この記事の特徴
① 事前準備は一切せずに当日に何とかする3つの方法を紹介します ②事前準備できなかった人におすすめ ③認知機能検査員の資格を持つマウスが紹介
方法1 回答はカタカナで書く
① 漢字で回答する必要はありません
なぜカタカナが良いかというと、簡単で間違いにくく、そして自然だからです。
検査の前に「回答は漢字でもひらがなでもカタカナでもよいです」と説明されます。
気を付けることはひとつ。
「これってなんて書いてあるの」と採点者が判断できないと得点になりません。
「おそらく葡萄って書きたかったのだろうけど、よくわからないな」という場合、検査員に呼ばれて「これはなんて書いてあるのですか?」と聞かれることがあります。そのとき葡萄と答えれば「じゃもう一度横にわかるように書いてください」と指示され得点となりますが、「なんて書いたか忘れちゃったな、わかりません」なんてことになると誤答扱いされることがあります。
② ひらがなをおススメしない理由
簡単に書くならひらがなで良いのでは?
「ひらがな」は記入したあと「なんか変だな」と感じてしまうことが。
「ぱいなっぷる」はなんとなく不自然ですよね。
「なんだか気になるな」なんて書き直しするくらいだったら他のイラストを思い出す方に時間を使いましょう。
カタカナなら「タイホウ」や「タイコ」など、いかにも漢字で書きたくなるものも気になりません。
回答は多少間違っていても大丈夫です。
葡どうでもブ萄でも大丈夫。「ブド」「ブドウウ」などでも大丈夫。意味が伝わればOKです。でも「ぶ」だけではダメです。
方法2 勝手に自分が得意なカテゴリーをつくる
認知機能検査で出題されるイラストは、16のカテゴリーに分かれています。
このカテゴリーによって得意な人と苦手な人がいます。
① あなたは「包丁」で何を思い浮かべますか?
女性は花のカテゴリーが得意なことが多い。バラやチューリップなどの回答率が高いです。
おそらく普段から「きれいだね」と気にかけることが多かったり、庭に植えたことがあるなど馴染みのある方が多いからでしょう。同じように台所用品も得意ですね。
男性が得意なのは大工道具、乗り物です。
男性が得意なのは大工道具、乗り物です。
自分が好きなもの、得意なものには記憶と再生のヒントが勝手につきます。
これは「包丁」です。(出刃には見えませんが・・)
男性が見ると・・
「ああ、包丁ね」
女性が見ると・・
「包丁。これは出刃だね。そういえば最近魚は切り身しか買ってないからつかってないわね」
なんていくつもの「想い」が浮かんでくるもの。
「想い」は記憶と再生のヒントになります。
② 得意なカテゴリーは勝手に作ることができます
それなら自分得意なカテゴリーを勝手に決めて、イラストが出されたときに覚えてしまいましょう。
例えばブドウがでたとき、「これは母さんが好きな食べ物だから覚えておこう」とか「オートバイは昔乗っていたから忘れないぞ」なんて少しだけ考えるのです。
もちろん全部得意なカテゴリーにするのはやめましょう。絶対その場では覚えることができません。
乗り物は絶対答えるとか花は外さないって事前に思っていると、きっと覚えることができるはず。
まるでカルタの得意な札の位置を最初から確認しておくテクニックのようなものです。
③ 認知機能検査のカテゴリーとイラストはこちら
認知機能検査一回に使われるイラストは16枚。そしてパターンAからパターンDまでの四種類があり、これがランダムに出題されます。つまり全部でイラストは64あるということですね。
このイラストは秘密にされているのではなく、警察庁によって公開されています。
方法3 答えに詰まったら自分の体を見回す
認知機能検査にはあなたの体に関する回答が必ず二つあります。
ひとつは体の一部。目、耳、足、親指 です。
もう一つは服。ドレス、スカート、ズボン、コートです。
答えに詰まったら、自分の体を頭のてっぺんからから足の先まで頭のなかで見まわしてください。
本当にキョロキョロ見回すと「他の人の答えを見てるのでは?」なんて嫌なことをいわれるかもしれないので、あくまでも頭の中で!です。
そうすると「あ、耳か」とか「ズボンだ」なんて回答を思い出すことがあります。
「これはズボンです」とイラストが出されたとき、なんとなく自分のその部分を意識してもらうと記憶に残るかもしれません。
まるでカルタの得意な札の位置を最初から確認しておくテクニックのようなこれまでの受検者の方を見ていると時間いっぱいまでやっている方は少ないです。どちらかというと1分ほどで書き終わり、残り2分は「あとはなんだったっけ~」と悩んでいる時間のよう。
このときに自分の体を見まわして「服と体の一部」を思い出してもらえたらうれしいです。