トラック運転手おススメハンズフリー「アンカーLiberty4NC」vs「エレコムBluetoothヘッドセット」比較

この記事ではトラック運転手におススメのふたつのイヤホンについてあれこれ考えます。

記事の特徴

①「アンカーLiberty4NC」の使い心地について ②「エレコムBluetoothヘッドセット」について ③比較

1 トラックの仕事で求められるイヤホンとは

運転中、携帯電話を保持したままの通話は法令違反となります。

でも・・トラックの仕事の大半を占めるのは「運転」。

そのため、トラックのドライバーさんは一日の大半を「電話にも出れない状態」で過ごすことになるのですが、こんな不便なことはありません。

そこでドライバーさんは運転中でも通話ができるハンズフリーイヤホンを使います。

個々で動いているので取引先や事業所、交通情報の収集、仲間との連絡などに電話は必須。

むしろ事務所にいるより電話に頼ることは多いでしょう。

ハンズフリーイヤホンはもはや必須のツール。

個人ではなく事業所が用意しても全然おかしくないものだと思うのですが・・。

2 ふたつのハンズフリーイヤホンを比較

イヤホンといっても価格と性能はバラバラ。

トラックドライバーさんが使うことが多い二つのイヤホンのレビューです。

①「エレコムBluetoothヘッドセット」

「エレコムLBT-HS21PC」はいちばん使われているイヤホンであることに間違いないでしょう。 

何と言ってもすぐ手に入るのが魅力。

近所の電気屋さんやパソコンショップで間違いなく販売しています。

「使っているイヤホンが壊れた」なんて時でもすぐ入手できる。

しかも価格は¥2,980(税込)とお手頃。

「とりあえずイヤホンが必要」というとき迷わず買える安心感があります。

片耳に装着するタイプですが、私は「通話していて不便」と感じたことはありません

耳につけたときの見た目は大きいので目立ちますが、片耳なので運転中の罪悪感は少しで済みます。

運転中のイヤホンの使用についていろいろな見解がありますが、この記事では無視します。

というのも「交通の危険」と判断されるのは片耳だからとか両耳だからというものではなく、運転中のその場面で必要な音が聞こえる状態であったかどうか!であるからです。

例えばイヤホンをしていなくても大音量で音楽をかけていた場合は「危険」でしょうし、両耳イヤホンをしていても「外部音」を取り入れていれば「危険でない」といえるでしょう。

このことについては別の記事で紹介しようと思います。

私はエレコムを1年ほど使いましたが、高速道路を走行中に右からパトカーに「ジッ」と覗き込まれても何とも思いませんでした。

片耳は空いているので、どう解釈されたって「運転に必要な音の収集ができない」と言われることが無いからです。

片耳イヤホンの最大の強みはここですよね。

「エレコムLBT-HS21PCBK」だけを使っているとき、音楽再生・通話について不満を感じたことはありません。

もし多少の不満を挙げるとすると、

① 「耳にかける部分」が外れて無くなることがある。(スペアがついています。)② イヤホンの先のゴムが固くて、長時間つけていると耳が痛い。(これもスペアがついています。)③ 充電のためのUSB差込口の周りの塗装がはがれやすい。

くらいです。

今でもたまに使うことはあるので、コストパフォーマンスまで考えれば「購入して後悔する商品」ではありません

色のおすすめは黒かな・・。

ELECOM Bluetoothワイヤレスヘッドセット LBT-HS21PCBK ブラック

② アンカーLiberty4NC

次に紹介するのはアンカーLiberty4NC。

エレコムでも全然よかったのですが、知り合いが「AirPods」を使い始めたのでそれに対抗?するために・・。

価格は12,990円。

「イヤホンにこんな金を出すのはどうなの?」と自分に不信感をもちました。

でも結果は「最高!」。「買ってよかった」と思える商品でした。

私のアンカーLiberty4NCのお気に入りポイント

① 反応が良い!

とにかく早いです!着信後イヤホンを耳に着けた瞬間に通話開始!もはやスマホの操作は必要ありません。「着信」→「イヤホンをつける&通話開始」。

しかもこの機能の信頼性は抜群。

スマホの通信状況が悪いときなど機能しないときは数回ありましたが、それ以外に使えなかったことはありません。

「もうすぐ電話が来そうだな」ってときはあらかじめイヤホンをはずしておいて、むしろスイッチとして使うくらいの信頼を置いています。

これは「目でスマホ画面を一瞬確認する」「通話開始のスライド操作を行う」より全然安全。

運転中「前方に目を向けたまま」イヤホンを耳に着けるだけで通話開始できる!。

感動ものです。

② ノイズキャンセリングの世界がスゴイ!

耳に装着したままイヤホン側面を長押しすることで切り替わる「ノイズキャンセリング」。

通常は外部音を取り入れた状態で使いますが「ノイズキャンセリング」にするとどうなるか・・。

自分の周りに「余計な音が一切ない世界」が訪れます。

運転中の風切音、エンジンの音、変速の音の変化など。まったく聞こえなくなります。

ドライバー時代、etc2.0の「この先○○出口1キロ渋滞です」なんて音もきこえませんでした。

これはまさに「危険なレベル」。((笑))

警察官にホイッスルを吹かれてもきっとわからないでしょう。

アンカーLiberty4NCの「ノイズキャンセリング」。これは間違いなく「交通違反」になるレベルです。

運転中はNGですね。

これが「寝るとき」役に立つのです。

アンカーLiberty4NCの「ノイズキャンセリング」は「耳栓」としての使い方も抜群。

サービスエリアで隣に冷凍のトラックが停まっていても「全然寝れます!」。

これはまさに「トラックドライバー」ならでの使い方ではないでしょうか!

③ 全然古くならない

私は生まれと育ちのせいか、物の取り扱いについて丁寧な方ではありません。

落としたりぶつけたりするのはいつものこと。

たいていの物は他の人より「早く劣化」します。

ですがアンカーLiberty4NCはすごい!

この画像は1年以上私が使ったアンカーですが、傷もくすみもまったくありません。

これは不思議ですね。特殊な塗装がされているのでしょうか。

これだけ長く使ってもキラキラしている。

やっぱり高価なものは良いですね。

もちろん通話の音声や音楽再生レベルに文句は無し。

音楽についてレビューするともう1記事書かなければならないレベルです。

アンカーLiberty4NCを使ったら、もうエレコムLBT-HS21PCにはもどれません。

最終的に私の中で、エレコムはアンカーの予備アイテムになりました。

Soundcore Liberty 4 NC ブラック ( A3947N11 ) アンカー・ジャパン(株)

④ 2時間通話すると右側が「バッテリーロー」になる

アンカーLiberty4NCのバッテリー容量について、音楽や動画視聴などは4時間以上余裕でできます。

通話に関してはより多くの容量を使うようで、約2時間通話すると右側のイヤホンが「バッテリーlow」になります。

それでも右イヤホンをケースに入れて充電すれば、左側イヤホンが電池切れになる前に使用することができます。

アンカーLiberty4NCは片耳でも使用は可能。

交通が煩雑な道路ではあえて片耳を外して使用することも全然okです。

使い勝手は同じ。でもアンカーは手放したくない

今回紹介した二つの製品は価格も性能も別次元。

比較対象とするのは適切でないかもしれません。

ですが、多くのトラックドライバーさんが通る道として①「まずは安価な通話ツールを【エレコムBluetoothヘッドセット】。②もうちょっと良いイヤホンを【アンカーLiberty4NC】という流れは自然だと思うのです。

【エレコム】から【アンカー】への移行はドライバーさん次第。

ですが、アンカーLiberty4NCは価格以上の満足を約束してくれる商品だと思います。

個人的なことを言えば、これまで「買ってよかったな~」と思えるアイテムはそれほどナシ。

でもアンカーLiberty4NCは「俺に必要なアイテム」だと思えるものでした。

「もしアンカーLiberty4NCが壊れちゃったら困るな~」なんて不安に思うときが来るのかもしれません。