道路交通法の改正で難しくなっている運転免許の種類。
特にわからないのが昔の免許と今の免許のリンク。
「準中型と8t限定中型ってどっちが大きい車乗れるの?」なんて質問されたら一瞬迷いますよね!
それぞれの運転免許で運転できる車の種類は車両総重量や最大積載量で区分されているのはわかりますが、上位・下位の区別や限定免許の関係がよくわからない・・。
そこでこの記事では、各免許の関係性も含めて紹介します。
運転免許をザックリ分けます
第一種運転免許には10種類あります。この記事では間違えやすい「3つの限定免許」も加えて紹介します。
大型 | 中型 | 準中型 | 普通 | 大特 | 大自二 | 普自二 | 小特 | 原付 | 牽引 | |
大型免許 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | ||||
中型免許 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | |||||
中型8t免許 | 一部可 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | |||||
準中型免許 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | ||||||
準中5t免許 | 一部可 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | ||||||
普通免許 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | |||||||
大型特殊免許 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | |||||||
大型自動二輪免許 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | ||||||
普通自動二輪免許 | 運転可 | 運転可 | 運転可 | |||||||
小型限定二輪免許 | 一部可 | 運転可 | 運転可 | |||||||
小型特殊免許 | 運転可 | |||||||||
原付免許 | 運転可 | |||||||||
牽引免許 | 運転可 |
この10種+3の免許を①四輪系免許、②特殊系免許、③二輪系免許、④おまけ系免許の4つに分けます。
決め手となる3つの数字
車の種類は次の3つの数値で決められおり、車検証に記載されています。荷物の量や乗車人数に関係なく変わらない数値です。
【車両総重量】車の重量、最大積載量、乗車定員の重量(ひとり55kg)を合わせた重さ。
【最大積載量】その車に積載することができる荷物の重さ。
【乗車定員】その車に乗せることができる人数。
1 四輪系免許
大型・中型・中型8t・準中型・準中型5t・普通
大型免許から普通免許までの4種類と8t限定・5t限定を加えた6種類の免許を紹介しています。
四輪系免許には上位下位の関係性があるので、上位免許があれば下位免許の範囲も運転することができます。
下位免許で上位免許の範囲を運転すると無免許運転になります。
大型免許
四輪系免許の最上位免許です。この免許を持っていれば基本どのような自動車も運転することができます。
大型特殊自動車、大型・普通自動二輪車、小型特殊自動車以外の自動車で、次のいずれかに該当する自動車です。車両総重量 11000kg以上 最大積載量 6500kg以上 乗車定員 30人以上
取得条件 21歳以上 中型・準中型・普通・大型特殊免許を受けていた期間が通算して3年以上。(現にこれらの免許のうちいずれかを持っていることが必要です。)
ということは、いきなり自動車教習所に行っても取れない免許ですね!
適性試験基準(一部) 片眼0.5以上、両眼0.8以上、深視力
https://mousedrivelab.com/archives/234中型免許
四輪系免許で2番目に上位の免許です。中型自動車の中でも大きなものは特定中型自動車に分類され、それ以外の中型自動車と通行方法などが変わるので注意が必要です。
大型自動車、大型特殊自動車、大型・普通自動二輪車、小型特殊自動車以外の自動車で、次のいずれかに該当する自動車です。車両総重量 7500kg以上11000kg未満 最大積載量 4500kg以上6500kg未満 乗車定員 11人以上29人以下
取得条件 20歳以上 準中型・普通・大型特殊免許を受けていた期間が通算して2年以上。(現にこれらの免許のうちいずれかを持っていることが必要です。)
これもいきなり自動車教習所に行っても取れない免許ですね!
適性試験基準(一部) 片眼0.5以上、両眼0.8以上、深視力
https://mousedrivelab.com/archives/99中型8t限定免許
中型自動車のうち、車両総重量8000kgまでの自動車を運転できる限定免許です。平成19年6月1日以前に取得した普通免許が名前を変えたもので、現在新たに取得することはできません。
上位免許を取得または限定解除するとこの免許は無くなり、もとに戻すことはできません。
車両総重量 8000kg未満 最大積載量 5000kg未満 乗車定員 10人以下
取得条件 不可
もう新規取得できない幻の免許ですね!
適性試験基準(一部) 片眼0.3以上、両眼0.7以上
普通免許と同じ視力で4トン車を運転できるのはスゴイです。
準中型免許
大型自動車、中型自動車、大型特殊自動車、大型・普通自動二輪車、小型特殊自動車以外の自動車で、次のいずれかに該当する自動車です。車両総重量 3500kg以上7500kg未満 最大積載量 2000kg以上4500kg未満 乗車定員 10人以下
取得条件 18歳以上
運転経験ゼロでもいきなりトラックに乗れる免許です!
適性試験基準(一部) 片眼0.5以上、両眼0.8以上、深視力
トラック免許なので視力試験は厳しい基準です。
準中型5t限定免許
準中型自動車のうち、車両総重量5000kgまでの自動車を運転できる限定免許です。平成29年3月12日以前に取得した普通免許が名前を変えたもので、現在新たに取得することはできません。
上位免許を取得または限定解除するとこの免許は無くなり、もとに戻すことはできません。
この大きさのトラックによる無免許運転が多いです。必ず車検証で確認してください!
車両総重量 5000kg未満 最大積載量 3000kg未満 乗車定員 10人以下
取得条件 不可
これも新規取得できない免許です!
適性試験基準(一部) 片眼0.3以上、両眼0.7以上
深視力ナシで2トントラックを運転できるのはスゴイ。
普通免許
大型自動車、中型自動車、準中型自動車、大型特殊自動車、大型・普通自動二輪車、小型特殊自動車以外の自動車で、次の全てに該当する自動車です。
車両総重量 3500kg未満 最大積載量 2000kg未満 乗車定員 10人以下
取得条件 18歳以上
適性試験基準(一部) 片眼0.3以上、両眼0.7以上
現行普通免許は昔と比べ運転できる車の範囲が狭まりました。知らない車を運転するときは無免許運転に注意です!
2 特殊系免許
大特・牽引
大型特殊免許とけん引免許を紹介しています。
それぞれ独立しているので上位・下位の関係はありません。
大型特殊免許
カタピラ式や装輪式など特殊な構造を持ち、特殊作業に使用する自動車で、最高速度や車体の大きさが小型特殊自動車の基準に当てはまらない自動車です。(小型特殊自動車は下をご覧ください。)
取得条件 18歳以上
一発試験でも合格しやすい免許。再取得のはじめにチャレンジする方も多いです。
適性試験基準(一部) 片眼0.3以上、両眼0.7以上
https://mousedrivelab.com/archives/181牽引免許
牽引自動車である大型・中型・準中型・普通・大型特殊自動車のいずれかで他の車を牽引するときに必要な免許。
運転には「牽引する自動車」+「牽引免許」が必要です。
【牽引免許がいらない場合】①総重量750kg以下の車を牽引するとき ②故障車をロープ・クレーンなどで牽引するとき
取得条件 18歳以上
適性試験基準(一部) 片眼0.5以上、両眼0.8以上、深視力
https://mousedrivelab.com/archives/2423 二輪系免許
大型二輪・普通二輪・小型限定二輪
バイクを運転するための免許です。
上位・下位の関係性があり、上位免許があれば下位免許の範囲も運転することができます。
下位免許で上位免許の範囲を運転すると無免許運転になります。
ちなみに四輪系免許との上位・下位関係はなく、二輪免許を取得したために中型8t限定が無くなるということはありません。
大型二輪免許
二輪系免許の最上位。これがあればどんなバイクも運転することができます。
エンジンの総排気量が400ccを超え、または定格出力が20.0kwを超える二輪の自動車(側車つきを含む)。
取得条件 18歳以上
適性試験基準(一部) 片眼0.3以上、両眼0.7以上
普通二輪免許
エンジンの総排気量が50ccを超え400cc以下、または定格出力0.6kwを超え20.0kw以下の二輪の自動車(側車つきを含む)。
取得条件 16歳以上
適性試験基準(一部) 片眼0.3以上、両眼0.7以上
https://mousedrivelab.com/archives/498普通自動二輪小型限定免許
普通自動二輪車のうち小型のバイクだけを運転できる限定免許です。
一般的に自動車専用道路、高速道路を運転することはできません。
https://mousedrivelab.com/archives/447排気量125 cc以下(もしく定格出力0.6 kWを超え1 kW以下)の自動二輪車。
取得条件 16歳以上
適性試験基準(一部) 片眼0.3以上、両眼0.7以上
4 おまけ系免許
小型特殊・原付
他の免許を取得すると同時に運転できるようになる小型特殊免許と原付免許です。
小型特殊免許のみでは小型特殊自動車だけ、原付免許のみでは原動機付自転車のみ運転することができます。
小型特殊免許
小型特殊自動車とは次の条件すべてに該当する特殊自動車です。
最高速度15㎞以下のもの 長さ4.70m以下、幅1.7m以下、高さ2.0m以下(ヘッドガードなどにより2.0m超2.8m以下であるものを含む)
取得条件 16歳以上
適性試験基準(一部) 両眼0.5以上
原付免許
原動機のついた自転車ということで、車ですが自動車ではないという分類になっています。そのためか走行ルールがやたら特殊です。
エンジンの総排気量が50cc以下、または定格出力が0.6kw以下の二輪のもの(スリーターを含む)。もしくは総排気量が20cc以下または定格出力が0.25kw以下の三輪以上のもの。
取得条件 16歳以上