中型8t限定免許で4トントラックを運転が最強な理由!

この組み合わせが最高だった!

あなたの運転免許に「中型車は中型車8tに限る」と書いてありますか?

この免許を使って4トントラックのお仕事をされている方。将来大型免許や中型免許を取ってもっと大きなトラックに乗ってやろうと考えていると思いますが、その前にちょっとだけ確認しておいてください。

中型8t限定免許で4トントラックを運転する。実はこれ免許の世界ではとてもお得な組み合わせなのです!

中型8t限定免許とは

この免許は平成19年6月1日より前に普通免許を取得した方が持っているものです。

むかしむかしの普通免許で、年齢でいうと30代後半より上の方が該当すると思います。

この年新たに中型免許が新設されました。

旧普通免許は中型車8t限定免許と変更され、この免許を持っている方はこれまでどおり4トン車まで運転することができます。

中型8t限定免許で運転できる自動車は「車両総重量8トン未満、最大積載量5トン未満、乗車定員10人以下の自動車」です。

現在では中型免許の下位に準中型免許も新設されましたので、4トントラックを運転するには普通免許から2ランク上の中型免許を取得しなければならなくなっています。


中型8t限定免許の免許更新での適性試験の合格基準は普通免許と同じです。

現在トラック系の免許はすべて片眼0.5以上両眼0.8以上プラス深視力試験という厳しい基準となっています。

2トントラックを運転することができる準中型免許でも、深視力試験に合格しないと更新ができません。

その点中型8t限定免許は片眼0.3以上、両眼0.7以上で更新できるのでとても楽。

深視力試験をパスしなくても4トントラックを運転することができるのです。

これが中型8t限定免許のすごいところですね。

中型8t限定免許を持っている方が、上位の免許を取得するとどうなるか

上位の免許を取得するというのは大型免許を取る、限定解除して中型免許にするなどです。

この場合当たり前ですがより大きな自動車を運転できるようになります。

おそらく仕事の幅も広がるのでメリットがあります。

ですが、それまで持っていた中型8t限定免許は無くなり、元に戻すことはできません。


そして免許更新時の適性試験の合格基準は深視力試験付きの厳しい基準になります。

大きなトラックを運転するために必要な適性がないとダメなので仕方ないですが、これは人によってはデメリットとなります。

今後は目のケアなどについて注意が必要ですね。

4トントラックの仕事と大型トラックの仕事の違い


これから説明する内容はある事業所の方に聞いた一例です。すべての仕事が該当するというわけではありませんので、ご承知ください。

4トントラックと大型トラックの仕事の大きな違いは積載できる荷物の重さです。

ここでは大型トラックには4トントラックの2倍の荷物を積めるとしましょう。


単純に考えると4トントラックで2度運ばなければならない荷物を、大型トラックでは1度で運ぶことができます。

倍の仕事ができるので運賃そしてドライバーさんの手当ても増えますね。

一方、大型トラックでは運転にかなり気を使います。

何といっても車の長さがあるのでたいていの交差点は「いっぱい」になります。

「いっぱい」というのは左折の場合内輪差を気にしつつ右前の様子も細かくチェックしなければならないということです。

これ以外に車体後部の振り出しもありますし目を向けるポイントは多くなります。

そしてもちろん他の車や歩行者・自転車の動きも確認しなければならないので大変な技術を要します。

あまりにも確認箇所が多いとミスが起こることもあり、大型トラックの運転には一定のリスクがありそうです。


一方4トントラックですが、確認箇所は大型トラックと同じでこちらもたくさんあります。

ですがそれぞれの「いっぱい具合」に余裕があるので「こっちは大丈夫だ!」って判断がしやすいようです。

そのため比較的運転はしやすいようです。


大型トラックは多くの荷物を積むことができ効率的に仕事ができますが、その分ドライバーさんの負担は大きくなりそうです。

多くの給料をもらえる反面、仕事は大変なのですね。

積載量と運転リスクを考えたとき、大型トラックの良いところを発揮しにくい仕事もあります。

それは4トントラック2件分の仕事を行う場合です。


先ほどは同じ卸先に向かうことをイメージしましたが、複数の場所に届けることもあります。

大型トラックに4トントラック2件分の荷物を積んで出発します。

事業所にとっては1台のトラックで2件分の仕事ができるので良いですが、ドライバーさんの仕事はちょっと大変になります。

まずは時間と手間が増えること。

1件で済むところを2件こなすのでそれはそうですね。

そして運転のリスクが増える場合があること。

普段4トントラックで配送している場所は大型トラックにとっては狭いことが多く、ドライバーさんはより気を使って運転しなければなりません。

事業所によっては「あの卸先は狭いから4トン車をあてがう」と区別してくれるところもあるのですが、効率だけ考えて大型車を配車してしまうところもあります。

4トントラックで入れる場所なら大型トラックも行けるかもしれませんが、狭いスペースにギリギリ入れなければならなかったり何度も切り返しを行う必要があります。

それをカバーする腕があるドライバーさんはスゴイのですが、負担があることは確かです。

考えたい!ドライバーの仕事で大事なこと

4トントラックの仕事と大型トラックの仕事。

待遇面では大型トラックの仕事のほうが良いようですが一方で負担は大きくなることがあり、ミスしないように長く勤めるには4トントラックのほうが良い場合もありそうですね。

ドライバーさんの仕事で大事なのは「大きなミスをすることなく長く勤める」です。

事故ばかりの方とずっと無事故の方では事業所からの信頼度は全然違いますからね。

またある一定の年齢になったら大型トラックから4トントラックの仕事に移ることも多いようです。

「ちょっと最近大型の運転がきつくなってきたから小さめのトラックで仕事をするよ」ということです。

給料は変わるかもしれませんが、仕事を安全に継続するためには必要なことですね。

いろいろ考えたとき、メリットがあるのが中型車8t限定免許

大型トラックを降りるきっかけのひとつが視力の低下です。

特に適性試験片眼0.5両眼0.8プラス深視力をクリアできなくなったら免許更新はムリですね。


このとき大型や中型免許など上位の免許を返納し普通免許を残すことができます。そうすれば片眼0.3両眼0.7で免許更新ができます


現に中型8t限定免許を持っている方はこれを残すことで4トントラックを運転することができます。ですが持っていない方は現行の普通免許になってしまうので、2トントラックを運転することもできません。

そうなるとドライバーさんの仕事はちょっとできなそうですよね。


中型8t限定免許を持っていれば、ずっと4トントラックで仕事をすることができるのです。


運転免許の世界から見ると中型8t限定免許はできれば残しておきたい免許です。

上位の免許を取得すると中型8t限定免許は無くなり戻すことはできませんので、大型・中型免許をとる前に自分はどうなのか少し考えたほうが良いです。

大型免許を取得しても4トントラックの仕事を続けることになりそうだ。
将来の視力に自信がない。
それほど長い期間働く予定がない。


なんて場合、大型免許の取得をやめるという判断もアリかもしれません。


もちろんたいていの場合より大きな自動車を運転できる免許の取得はステップアップでとても良いことです。

気になる方がいらっしゃいましたらちょっと考えて見てください。

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